女優上野樹里(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の第5話が30日、放送される。

昨年7月期ドラマの第2弾。87年4月スタートのフジテレビ系のドラマ枠「月9」では初の2クール放送。7月期の予定が、コロナ禍で11月開始となった。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大学に勤める法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事の父・平(時任三郎)は健在だが、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり)の遺体は見つかっていなかった。そして、父の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)と結婚して、5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。

第5話では、朝顔(上野)は、娘のつぐみ(加藤)を連れて亡き母・里子の父親である、祖父・浩之(柄本明)のもとを訪れていた。そんな朝顔のもとへ、ある遺体を解剖すべきかどうか判断してほしいという連絡が入る。

朝顔が現場へ向かうと、何故かそこには神奈川県警の検視官の丸屋大作(杉本哲太)の姿があり、岩手県警の刑事ともめていた。自宅で遺体となって発見されたのは高齢の女性で、脳梗塞で倒れてから寝たきりだったという。第一発見者は娘の奈々子(池津祥子)だった。遺体は死後2日ほど経過しているにもかかわらず、奈々子が通報してきたのは今朝だという。朝顔は、解剖を行うべきだと丸屋たちに進言する。

同じころ、興雲大学法医学教室では、藤堂雅史(板尾創路)や安岡光子(志田未来)らが、就寝中に強風で飛ばされてきた看板が窓ガラスを突き破り、割れたガラスが刺さって死亡したと思われる男性の遺体の解剖を行っていた。男性は、右太腿に刺さったガラスを自分で引き抜いたことが原因で、失血死したと考えられた。だが平(時任)は、遺体の胸の傷が気になり、本当に事故かどうか、もう1度現場を調べることにする。

北上医大で解剖を行うことになった朝顔は、光子と藤堂絵美(平岩紙)に協力を求め、現地に来てもらう。その解剖の結果、意外な事実が明らかになる。

一方、桑原(風間)は、カフェで田村聖奈(中村里帆)という女性と会っていた。