玉木宏主演の日本テレビ系連続ドラマ「極主夫道」(日曜午後10時30分)の29日放送の第8話視聴率(関東地区世帯)が8・3%だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は11・8%、第2話は10・1%、第3話は9・2%、第4話は9・8%、第5話は9・6%、第6話は8・6%、第7話は7・4%だった。

ウェブ漫画サイト「くらげバンチ」に連載中の同名漫画が原作。極道から足を洗い、専業主夫の道を選んだ男の任侠(にんきょう)コメディー。玉木が演じるのは、裏社会に数々の伝説を残した元“最凶”極道・不死身の龍(たつ)。現在は結婚し、サングラスにダークスーツ、柴犬のキャラクターがプリントされたエプロン姿で日々、主夫業を行う。妻の美久役を川口春奈、龍の弟分の雅役を志尊淳がそれぞれ演じる。竹中直人、白鳥玉季、滝藤賢一、橋本じゅん、田中道子、古川雄大らも出演する。

第8話で龍は美久から、スイーツカフェのチェーン店・ちぇりーぱふぇぱふぇが近所に新しくできると聞いた。美久の話によると、おいしいスイーツがあるらしく、行きたくなる龍。

ちぇりーぱふぇぱふぇが開店して以来、ゆかり(玉城ティナ)が勤める喫茶店や火竜町商店街の店には客が来なくなってしまった。ちぇりーぱふぇぱふぇは、あちこちに出店して地元の店をつぶしてしまうため“スイーツギャング”と恐れられていた。そのことを知った雅は、ちぇりーぱふぇぱふぇと話を付けてくると意気込んだ。雅は、ちぇりーぱふぇぱふぇのオーナー・リサに会いに行った。しかし、リサに理路整然とまくしたてられ、雅は圧倒されるばかり。

龍は雅に、一緒にスイーツギャングと闘ってほしいと頼まれた。そんな中、雲雀(稲森いずみ)が、大変なことが起こっていると龍と雅に伝えた。店員を引き連れたリサがスーパーで酒やつまみを大量に買い込みながら、ヤクザと組んで賄賂をばらまいて火竜町を乗っ取るたくらみを話していたというのだ。龍は、火竜町を守るために一肌脱ぐと宣言。

龍は、ちぇりーぱふぇぱふぇに対抗できるおいしいスイーツを作ろうと考える。そんな龍に田中(MEGUMI)が「自分の店を持ってみない?」と持ち掛けた。田中は、地域を取り仕切る影の顔役たちによる組織・八竜会を紹介すると言った。

八竜会は8つの町の婦人会会長で構成され、多くの主婦たちを動員できる力を持っていた。八竜会に、にらまれれば存在自体を消されてしまうと、江口(竹中直人)も恐れるほどだった。

龍は、八竜会の定例会議に向かった。八竜会の会長は、金竜町婦人会会長で“甘味王”とあだ名される福田。龍は、福田をはじめとした八竜会の最強主婦たちと対面し、協力を申し入れた。