今年の世相を反映する「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表された。

コロナ禍で遠出はしにくいが、多くの人がキャンプ場に足を運び楽しんだ。そんな中、「ソロキャンプ」がトップ10入りを果たした。ユーチューブ番組「ヒロシちゃんねる」のアウトドア動画が話題となった、ソロキャンパー芸人のヒロシ(48)が、受賞者として登壇。ヒロシは「ありがとうございます。でも僕じゃなくて『ソロキャンプ』なんですよね?」と感謝しつつも小首をかしげた。かつて「ヒロシです」のフレーズと自虐的なネタで売れたことを振り返り、「何で17年前には呼んでくれなかったんでしょうかね。でも、久しぶりの華やかな舞台です」と笑いを誘った。ヒロシは「ごみを持ち帰るなど、マナーをしっかり守って欲しい」と呼びかけた。

◆「ソロキャンプ」メモ 自分1人だからこそ味わえる自由さや解放感。効率や便利さではなく、自然との一体感を大切にし、気持ちの満足を求める人が多かった。キャンプ自体もブームとなっており、ぜいたくなキャンプ「グランピング」も一般的なレジャーとして定着しつつある。