演歌歌手水森かおり(47)が8日、東京・港区の長谷寺に眠る徳間康快さんの墓前を訪れ、NHK紅白歌合戦に18年連続出場が決まったことを報告した。

徳間さんは所属レコード会社の元社長で、芽が出なかった新人時代の水森をいつも温かく激励してくれた。水森は「『今年も18回目の紅白が決まりました』とご報告させていただいて、すごくすがすがしい気持ちです」と、話した。

今年、25周年の節目を迎えたが「いつも以上に精力的に頑張っていこうと思っていた矢先の、こういう出来事で…、すごくやりたいことができなかった1年」とコロナ禍の苦悩を話した。しかし「それはみなさん同じで、そこは気持ちを切り替えて、頑張って行かなきゃと前向きではいる」とも話した。

7月に父親を84歳で亡くしたという。「大きな支えになっていた存在なので、そこがつらかった。仕事ができなくて、家に居たという時のそういうお別れだったので…」と明かした。

今年2月発売の「瀬戸内 小豆島」が好調で、紅白の晴れ舞台での同曲歌唱に期待がかかる。歌唱曲の発表はこれからだが、もし同曲になれば、毎年発売する新曲を18年も連続して歌唱している歌手は極めて異例だ。

18年連続の紅白出場に、水森は「自分でも、信じられないです。毎年うれしいですけど、(25周年の)今年は特にうれしいがいつも以上に強かった。感謝の気持ちを歌に込めて、最高のパフォーマンスを、歌い納めができるように頑張ります」と、意欲を見せた。

また、この日は来年1月19日に、「鳴子峡」を発売することも発表した。