落語家立川志らく(57)が9日、都内で舞台「よみがえる明治座東京喜劇-ニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』全力応援!!-」(来年1月29日~2月14日、東京・明治座)の制作発表に出席した。

企画は放送作家の高田文夫氏(61)。第1部は芝居「こちとら大奥様だぜぃ!」を宅間孝行(50)が脚本・演出を担当し、田中美佐子(61)前川清(72)らが出演。第2部は「ラジオビバリー昼ズ寄席」に志らくを始め、サンドウィッチマン、ナイツ、林家たい平、清水ミチコ、立川志の輔、爆笑問題が日替わりゲスト出演する。

最終日の2部に出演する志らくは「これだけのメンバーで大トリを務めるのは、大変誇らしい。何がうれしいと言っても(立川)談春がいないこと。あの人は落語はうまいけど面白くない、陰気な噺をやるんですよ。よく切ってくれた(笑い)」と、立川ボーイズとして人気を集めた、かつての相方をばっさり切り捨てた。

さらに兄弟子の志の輔に対して「志の輔という先輩とは35年でトータル2分くらいしか話したことがない。嫌われてるんでね。同じ楽屋にいられるのがうれしい」と話した。

最近はTBS系「ひるおび!」のコメンテーター、同「グッとラック!」のMCとテレビで活躍している志らくだが「全身落語家であることを見せる。『ひるおび!』『グッとラック!』で見た人に、落語できるのかと聞かれて、まるで『笑点』の(2代目)林家三平になった気がした。落語家として知らしめてやる」と意気込みを見せた。

日大芸術学部落語研究会の先輩で、11年に亡くなった師匠立川談志(享年75)への入門の橋渡しをした高田氏の企画に出演することに、志らくは「高田先生が聞いているということは、談志が死んで以降、一番緊張する。当日は高田先生に向かってやります」。期待のほどを聞かれた高田氏は「ありません」と笑った。