女優夏木マリが15日、都内で映画「大コメ騒動」(本木克英監督、来年1月8日公開)の東京・プレミア試写会に出席した。

1918年(大7)に富山の主婦たちが決起した「米騒動」をもとに描く、大痛快エンターテインメント。井上真央(33)演じる主人公の松浦いとは、農村から漁村へと嫁に来ておかか(女房)たちにまざり、出稼ぎの夫が留守の家庭を守り、浜で米を担いで運び、3人の子供を育てている。愛するものを守り、子供たちに腹いっぱい食べさせるために、おかかたちが団結して決起する。

いとの姑の松浦タキ役の夏木は「去年の今頃撮っていて、いろいろなことを乗り越えて再会できました」と笑顔を見せた。物語では決起して暴れるおかかたちと別に、時には厳しく、時には優しく見守る。夏木は「私も(暴動シーン)のロケに参加したかった」と話した。

今年1年は新型コロナウイルスの影響で、いろいろなイベントが中止、自粛を余儀なくされた。ミュージシャンでもある夏木は「無観客が我慢できん。お客さんと一緒にいたいですね」と話した。