注目の新人女優、小西桜子(22)が主演するテレビ大阪・BSテレ東ドラマ「京阪沿線物語~古民家民泊きずな屋へようこそ~」が来年1月9日にスタートする。テレビ大阪は土曜深夜0時56分、初回のみ1時26分。BSテレ東は土曜深夜0時。

物語は関西が舞台の人情コメディー。小西が演じるのは、大ヒットデビュー作のプレッシャーで、次作が書けなくなってしまう新人小説家の井町潤。潤は東京を離れ、京阪電鉄の「ケーブル八幡宮山上駅」へとやってくる。

埼玉出身で「関西になじみがない」という小西。「初めての場所ばかりですごく楽しく新鮮でした」と振り返った。

役作りは「関西のノリについていけない感じで、巻き込まれて変わっていく…みたいな役どころなので、あんまりそこは知らないまま、潤と同じ感じで参加させてもらいました」と話した。「今回はほとんど(素に)近いっていうか…」と、ありのままの小西で潤を演じている。

脚本は、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」で、08年に優勝したNON STYLE石田明(40)が手がけた。漫才師が書いた脚本に、小西は「読んですごくおもしろくて」と話す。人情あふれるストーリーだが「たまに小ネタっていうか、しょうもないボケツッコミみたいなのが毎話、ちょこちょこあって、そこはすごいテンポがよくておもしろくて。漫才っぽいのがいっぱいある」と見どころも語った。

潤が滞在する民泊「きずな屋」を経営する久我創介を中村俊介(45)、そこに住む小学生を新津ちせ(10)が演じる。小西は「ドラマで単独で主演というのを務めさせてもらったのが初めてだった。改めて成長して、今後もまたみなさんとご一緒できるように頑張ろうって思いました」と、今後の女優人生に影響を与える作品となった。【星名希実】