演歌歌手松阪ゆうき(39)が16日、都内のホテルでクリスマスディナーショーを行い、新曲「遥かな人よ」など18曲を歌い上げた。

デビュー5周年がコロナ禍に見舞われ、予定していた記念イベントの数々が中止となる1年だったが、「こうしてディナーショーを開催できて幸せです」と喜びいっぱい。この日は、収容人数300人の会場に、ソーシャルディスタンスをとって150人のファンで行われた。感染防止対策のため声援や握手なしのステージとなったが、楽しいトークを交えながら、会場は歌と大きな拍手の一体感に包まれた。

この日は、朝ドラ「エール」で注目を集めた作曲家古関裕而氏の名曲ナンバーも盛り込み、「長崎の鐘」「イヨマンテの夜」などで圧倒的な歌唱力を披露。民謡やオペラなど、幅広いジャンルの歌で観客を魅了した。また、ファンやお世話になった人への感謝を込めて自身で作詞作曲した「ありがとう…あなたに」では、「すごい緊張しますが、ちょっとした印税生活が待っているかもしれない」となごませていた。