NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の8日に放送された第25話の平均視聴率が17・7%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、山村千鳥一座の試験での千代の振る舞いは散々なものだったが運良く合格する。だが喜んだのもつかの間、合格したのは役者としてではなく、千鳥(若村麻由美)の身の回りの世話役としてだった。千鳥は口が悪く、芝居にはとてつもなく厳しい座長だった。いつか芝居の稽古を見てもらうため、懸命に掃除・洗濯など身の回りの世話に徹する千代。しかし千鳥と清子(映美くらら)の会話から劇団の存続が危ういことを知ってしまう。そして千代は千鳥に口答えしてしまい、1度は世話役を辞めてしまう。しかし、清子から千鳥の一生懸命さや一座のなりたちを聞かされる。そして夜には千鳥が1人でひたむきに稽古する姿を目撃する。心動かされた千代は、千鳥に謝り世話役に戻る。