昭和の大スター石原裕次郎さん(享年52)が立ち上げた石原プロモーションが16日、58年の歴史に幕を下ろした。 この日、商号を記した看板が裕次郎さんの仏前に返還され、2代目社長だった渡哲也さん(享年78)の墓前にも返還報告がなされた。東京・調布の同プロでは、舘ひろし(70)ら所属俳優が終業を見届けるとともに「石原軍団DNA」の不滅を誓った。

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昨年7月に石原プロモーションが芸能マネジメント部門業務終了を発表して以降、所属俳優の去就が徐々に決まってきた。

舘は「(映画の)夢を実現できるよう事務所ができれば」と新事務所設立を示唆。

神田正輝(70)は社史に寄せた謝辞で「石原プロで始まり、石原プロで終わる」と記しており、個人で活動していくとみられる。

徳重聡(42)は17日からホリ・エージェンシーに移籍。

池田努(42)は舞台「墓場なき死者」の初日を控えるなど俳優活動を継続している。

金児憲史(42)は妻で女優楊原京子が所属するスタッフ・テンに移籍。

宮下裕治(45)は昨年8月末で芸能界を引退した。

神田穣(26)は昨年エヴァーグリーン・エンタテイメントに移籍。

大学3年の増本尚(22)は未定だが、俳優活動を続ける。