フジテレビ系「超逆境クイズバトル!!99人の壁」(土曜午後7時)で解答権の無いエキストラが起用されていた件で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が18日、「『1人対99人』というコンセプトを信頼した視聴者との約束を裏切る」と放送倫理違反があったとする見解を発表した。

同番組は100人の参加者中の1人が自分の得意分野で、残り99人を相手に戦う早押しクイズ。レギュラー番組となった18年10月から19年10月までの計25回で、延べ406人のエキストラが解答者に起用されていた。昨年2月、エキストラの1人がBPOに告発した。同5月に放送倫理検証委員会で審議入り、8カ月かかって意見が発表された。

同局では昨年4月に「100人の出場者を集めて収録すべきところ、人数が不足した場合、解答権のないエキストラを番組に参加させていたことが分かりました。本番組が標榜(ひょうぼう)している『1人対99人』というコンセプトを逸脱していた」と説明していた。

この日、フジテレビは「決定を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作に生かしてまいります」とコメントを発表した。