NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の22日に放送された第35話の平均視聴率が18・4%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、監督と衝突していた高城百合子(井川遥)が、相手役と失踪する事件が起き、撮影所は大混乱に陥る。千代は恋心を抱く相手・小暮(若葉竜也)が、百合子のことを本気で好きだったことを知り、胸が苦しくなるのだった。そんな折「太陽の女・カルメン」を新キャストで撮り直すことが決まり、千代が大抜てきされる。それは百合子の置き土産だった。千代の役は、他の女性を好きになった夫に捨てられる妻という役柄だった。だが千代はうまく演じることができない。そこで小暮は千代を励ますとともに、百合子のことを「好きだった」と告白する。小暮は駆け落ちした百合子に失恋し、千代も小暮に失恋したのだった。

恋愛を経験した千代は、優れた演技を見せて評価される。そして3年の月日が流れ、千代は中堅女優として名前を表に出してもらえるようになっていた。しかし、そこへ 父テルヲ(トータス松本)が現れるのだった。