静岡朝日テレビは24日午後1時55分~3時20分、特別番組「池上彰が緊急取材! どうなる!?リニア新幹線」をテレビ朝日系全国24局ネットで放送する。ジャーナリスト池上彰氏(70)がリニア新幹線の現状を取材。予定の2027年開業は難しくなったが、日本の未来を支える一大プロジェクトの実現に向けて、問題解決の糸口を探る。

先日の収録終了後、出演者が手応えを語った。池上氏は「東京や大阪では、静岡のエゴでこの問題が起きていると思っている方が多い。静岡には静岡の心配があるんだよ、と皆さんに実情を知ってもらいたかった」と強調。「JR東海の熱意も含めて、伝えることができた」と続けた。

リニア工事による大井川の水量減少が懸念される中、流域の島田市出身の俳優別所哲也(55)は「自分たちの生活と密着している問題なので、とても大切。水資源の恩恵を受けて、僕らは生活していますから」と訴えた。進行役を務めた佐野伶莉アナウンサー(27)は「さまざまな立場の方の意見を交えながら収録できた」と振り返った。

麒麟・川島明 (水問題の影響を受けた)農家の人などの話を聞けて、改めて今の時代にリニアというものが必要なのかということを考えさせられました。

ファーストサマーウイカ リニアは明日、明後日に完成するものでもないので、理解を深めつつ、解決に向かっていく必要があるんだなと思いました。

土屋礼央 リニアの魅力を知っていただきたいのですが、なぜリニアの開通が進まないか、と考えることも大事なことです。