NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の26日に放送された第37話の平均視聴率が17・7%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、父のテルヲ(トータス松本)を一晩だけカフェーに泊めることになった千代。翌日、テルヲは所長の片金(六角精児)のところに押しかけ主役にするように売り込んだ。さらには撮影現場でも騒動を起こす始末。そんな時、小暮(若葉竜也)が千代に新作映画「鳥籠」の主演を選ぶ試験の話を持ってきた。選考会の日を迎え、大山鶴蔵(中村鴈治郎)らの前で演技をすることになった。演技をしていると大山が湯飲みを落とし大きな音を立てた。千代はとっさのアドリブで対応。そんな千代を大山はじっと見つめていた。しかし結果は合格者なし。テルヲは主演が撮影所のスポンサー令嬢の滝野川恵に決まったことを知り激怒。大山につかみかかるが片金に返り討ちにあった。