5人組アニソン・ユニットJAM Projectが23日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたドキュメンタリー映画「GET OVER-JAM Project THE MOVIE-」(大沢嘉工監督)舞台あいさつ付きプレミア上映会に登壇した。

リーダーの影山ヒロノブは「もちろん、映画に出るのは初めてだし、44年くらい業界にいますけど、プレミア上映会は今日が初。(舞台あいさつは)初めてですよね」と緊張の面持ち。この日は新型コロナウイルスの感染拡大予防から無観客となり「しかも、お客さんがいないじゃないですか。難しいですよね」と苦笑した。

この日は18日に還暦を迎えた影山に、大沢監督が花束を贈った。メンバーの遠藤正明は「こんな還暦、見たことない。徳川家康は60歳で天下統一をしたと聞いた。楽しい60歳を過ごしてください」と祝福。奥井雅美は、影山がボーカルを務めるロックバンド「レイジー」を引き合いに「レイジーのミッシェル(影山)が10代から歌っているのを見ていて、ここまで歌っていると思わなかったし、私も一緒に歌うと思わなかった」と感激しつつ、祝福した。

JAM Projectは、アニソン界を代表する歌手5人が00年に立ち上げたユニット。08年に米国、フランス、スペイン、ブラジル、メキシコ、韓国、中国、台湾と8カ国10都市で初のワールドツアーを敢行。09年の日本武道館でのワンマンライブを経て、12年にはブラジル、アルゼンチン、ペルー、チリで南米ツアーを行うなどワールドワイドな活躍を続け、20年に結成20周年を迎えた世界的なアニソンユニットだ。JAM Projectの正式名称は「Japan Animationsong Makers Projiect(ジャパン・アニメーションソング・メイカーズ・プロジェクト)」。

「GET OVER-JAM Project THE MOVIE-」は、JAM Project初のドキュメンタリー映画で、26日から3月11日まで2週間限定でロードショー公開する。影山はファンに「俺たちから、みんなに送るエール。夢を追いかけるのが人生で1番楽しいこと。受け止めてもらいたい」とメッセージを送った。