20日に行われた映画「あの頃。」(今泉力哉監督)の公開舞台あいさつに出席した俳優大下ヒロト(22)が見せた、愛くるしいキャラクターにホッコリした。

映画の宣伝イベントがこの日初めてだったという大下。

「今日はお願いして来ました。念願かないました」とうれしそうに話すと、お笑いコンビ、ロッチのコカドケンタロウ(42)から「初め、聞いてたメンバーにいなかった。自分からお願いして行くものじゃないよ」などと突っ込みを入れられ苦笑いを浮かべた。

主演の松坂桃李(32)からは「大下さんを囲んで話す事も多く、輪の中心だった」と明かされたが、他の共演者から「いいように言ってますけど、ただいじっていただけ!」と大下がかなりの“いじられキャラ”であることが暴露された。

“いじられキャラ”になった事の発端としてコカドが「先輩に対してうそばっかりつくから」と小さな声でぼやくと、大下が「実はそうなんです、うそを…」と話し始めた。

「先輩俳優はご飯を多く食べる後輩が好き」といううわさを聞いた直後に、共演した先輩俳優若葉竜也(31)から「米何合くらい食うの?」と問いかけられたという大下。「よし、この質問きた!」と思い、好かれるために、すかさず「2・5合食えます」と盛り、“虚偽の回答”をしてしまったという。この虚偽回答が一瞬にしてうわさで広まってしまったといい「みんなで夕ご飯を食べる機会があって、そこで食べても食べても『まだいけるだろう』のノリがあって。もう無理だと思い、最後に『うそです』と言ったら、そこからずっと『うそつき』って呼ばれて…。これがすべての始まりでした」と反省した様子で明かした。

特に若葉や仲野太賀(28)が“2・5合”に対して、かなり詰め寄っていたといい「すしだったら何巻食うの? ピザだったら? といろんなものに例えて質問攻めされて。困りました。だってうそですから」と声をひそめ笑わせた。

虚偽回答から始まった“いじられキャラ”だったが、共演陣が「大下がいてくれたのは大きかった。一体感の1つだった」と口をそろえていたのが、なんとも印象的だった。