演歌歌手津吹みゆ(25)が28日、配信ライブ「津吹みゆ5周年コンサート2021~未来へ向かって Go miyu Go~」を行い、公演前に取材に応じた。

津吹は15年にデビューしたため、昨年が5周年だったが、コロナ禍により1年延期となった。有観客での実施を目指していたが、緊急事態宣言下であることを考慮し、無観客の生配信で開催された。

津吹は「感染の拡大がとまっておらず、無観客の開催になってしまったのはすごく残念」といいつつ「配信を使ってお家のなかでリラックスして、東京に来ることもなく全国でみていただける。そういう機会を1年越しですが、いただけたことがすごく幸せに思います」と喜んだ。

配信ながら、バックに豪華なバンドを従えての歌唱に「生バンドは心強い。バンドの音色を感じながら歌わせていただきたい」と目を輝かせた。

津吹はデビュー5周年とともに、この日、25歳の誕生日を迎えた。「成長できた部分は…なんですかね。(昨年までは)ひたすら前を向いて走っていくことしかできなかった。後ろを振り向くっていうことができなかった。節目の年に改めて今までの自分と人としての自分自身を見つめ直す時間が増えました。歌に対する気持ちもデビュー当時とは全然変わったと思います」と心境の変化を口にした。

福島にいる祖父母や両親から「配信だろうが、観客のみなさまが会場に来てくださっていようが関係なく、心を込めてしっかり歌いなさい」といわれたといい、配信はカメラのアップなどもあるため「みなさん1人1人が一番前の列に座って楽しんでいただけるような感覚になればいいなっておもったらワクワクしてきました。とにかく私自身は変わらずに、心を込めて歌いたい」と誓った。

最後に「1日でも早く生のステージで、皆様と生でお会いできる日を楽しみにしております。今日はとにかくお家でリラックスして聞いていただきたいと思いますし、これからもお身体気をつけていただきたと思います」と呼び掛けた。

コンサートでは24日にリリースしたばかりの新曲「おんなの津軽」など全29曲を披露した。