4人組ボーカルグループGReeeeNが手がけたTBSの東日本大震災10年プロジェクト「つなぐ、つながる」のテーマソング「蕾」が、4日放送の「news23」(月~木午後11時、金曜午後11時30分)で、フルサイズでテレビ初披露される。

同グループは顔出しNGなため、同局系ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などで音楽を担当した作編曲家・服部隆之氏がスタジオで生バンド演奏を指揮し、スペシャルアレンジバージョンを届ける。社会的なメッセージ・現象に寄り添う楽曲やアーティストの活動を紹介する番組内の音楽コーナー「news23 MUSIC」で披露される。

GReeeeNは、震災で大きな被害を受けた福島県で結成された。「多くの方々にとって、今も胸にある記憶、そしてさまざまな想い。実際に東北の皆さまの声や内堀(雅雄)福島県知事からお話をお伺いし、震災とそして10年という時間と向かい合いながら『蕾』という曲をつくりました」と曲作りについて明かし「厳しい冬を越えて、百の花が芽吹く春。百花繚乱(りょうらん)。いくとせかの日、それぞれの春を待ちわびて、やがてひらく蕾のように」とコメントを寄せた。

服部氏は「今回お手伝いさせていただくGReeeeNさんの新曲『蕾』は、とにかく歌詞が素晴らしいと感じました」と絶賛。「歌詞から『苦しみの後には幸せの芽が必ず出る』『今は蕾の時期だけど未来には必ず花が開くよ』というメッセージを受け取りましたので、それらの思いを『news23 MUSIC』をご覧いただく視聴者の皆様にしっかり届くように、歌詞の景色を思い浮かべられるオーケストレーションを心がけようと思っています」と意気込み、「貴重な機会となる今回のGReeeeNさんとオーケストラサウンドのコラボレーションを存分にお楽しみください」と呼び掛けた。