演歌歌手真田ナオキ(31)が先月行った新曲「本気(マジ)で惚れた」発売イベントに、ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が登場、芸達者ぶりに舌を巻いた。

真田が大の燕党で、この日の会場も、ヤクルトの選手達が使用する明治神宮室内球技場とあって、つば九郎がゲストとして登場した。野球ファンのみならず、つば九郎のブラックジョークも交えたフリップ芸はおなじみ。この日も真田に対して「やみえいぎょうですか?」と突っ込むなど、らしさは健在だった。

さらに真田は小6まで本格的に野球をしていた野球少年で、つば九郎と本気(マジ)打撃対決を行った。ティー打撃の要領で、前方に設置されたネットの旗を的にしてボールを当てるゲーム。止まったボールとはいえ、的も大きくはなく、見た目よりも難易度は高かったが、つば九郎は短い手(足?)も生かした? レベルスイングで、次々とボールを的に当てた。

ところが主役の真田は、鋭い打球を飛ばすも、的にはなかなか当たらず。すると、そこは芸達者のつば九郎。プイっと反対方向を向いて「見てみないふり」。結果、泣きの1回で的に当てた真田の勝利にするエンターテイナーぶりで、取材陣もほっこりとさせた。

しかしそこはつば九郎。この日を振り返り「ちーむよりちょうしがよかった」と昨年最下位だったチームへの自虐も忘れず、最後まで楽しませた。【大友陽平】