俳優岡本健一(51)が3日、文化庁が芸術分野の優れた業績を表彰する、2020年度芸術選奨の文部科学大臣賞を受賞した。

舞台「リチャード二世」の演技が評価された岡本は「世界中でCOVID-19感染症がまん延している中で自分たちがやるべきことは、新国立劇場で『リチャード二世』を上演することでした。その時に、今の時間を大切に生きて稽古に挑み、健康でいて、相手を思うために自分を律すること。スタッフ、共演者、お客様を信じること。そして上演中は、劇場が安全であり、何よりも自由だったことを、強く感じました。演劇に救われました」と受賞を喜び感謝した。

歌手宮本浩次(54)も同賞を受賞したほか、新人賞には女優鈴木杏(33)シンガー・ソングライター米津玄師(29)人気漫画「鬼滅の刃」の原作者吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏らが選ばれた。