壇蜜(40)が4日、都内で、映画「ハチとパルマの物語」(アレクサンドル・ドモガロフJr.監督、5月28日公開)公開アフレコイベントに出席した。

モスクワの空港で飼い主を2年間待ち続けた犬・パルマと、孤独な少年・コーリャの交流を描く実話をもとにした物語。同作に「秋田犬の里」館長役で出演する壇蜜がこの日、予告ナレーションのアフレコを行った。

ミスなく収録を終えた壇蜜。予告ナレーションは初めてだったが「こういうのは、トヨエツさんみたいにシブい人がシブい声でやると思っていたので、大役を任されたと思いました」。日露共同製作の作品で、アフレコに備えボルシチを作るなどして士気を高めたが「調べたらウクライナの料理だったのでびっくりしました。圧力釜のスイッチを入れて気がつきました」と苦笑した。

映画の撮影はロシアクルーとの仕事だった。壇蜜は「勝手が違うし、言葉もわからない。でもスムーズでした。子役もいるしワンちゃんもいるし、時間がかかると思ったら連携が取れている。映画製作は世界共通なんだな」と感心したようす。フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワが本人役で出演しており、「ザギさま!ってなりました。ザギファンなので」と共演を喜んだ。

まもなくロシアで先行公開され、日本では5月の上映開始を待つ。同作を「乾いている人に見てほしい」といい、コロナ禍で「愛情だったり仲間意識だったり、プラスの感情が乾いている。春はいろんなことが終わったり始まったりして、心が忙しい。五月病のワクチンだと思って見てください」とアピール。また「忠犬とかわいい子どもの最強ダッグ。あわよくば続編も…ナレーションもやっちゃったりなんかして。とらぬたぬきの皮算用です」と笑った。