東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が18日、開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクター佐々木宏氏(66)の辞任を受諾した。

橋本氏は都内で会見し、佐々木氏がタレント渡辺直美(33)の容姿を侮辱する表現を演出チーム内のLINEに送っていたことに「不適切で大変遺憾」と話した。開会式までわずか4カ月余りでの後任人事は「佐々木チームを維持しながら新体制をスムーズに整える」と現体制、計画を踏襲する考えを示した。

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思わぬ形で自身の名前が報じられることとなった渡辺直美は18日、所属吉本興業の公式サイトでコメントを発表した。

「去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております」。容姿については「表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体形で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい」とした。

ビヨンセのものまねなどでブレーク。インスタグラムのフォロワー数が約940万人と日本の芸能人でトップクラスだ。「ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。私自身まだまだ未熟な部分もありますので、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテインメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います」と結んだ。渡辺は今月いっぱいで日本のレギュラー番組を卒業、4月から活動拠点を米国に移す予定だ。