武田鉄矢(71)が28日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演し、東京五輪の聖火リレーや大会の開・閉会式について言及した。

芸能人が聖火リレーを辞退する報道が相次いでいることについて「気持ちがめいりますよね。みなさん正しいことをおっしゃるんですけど、元気の出ることはひと言もみなさんおっしゃいませんね。特に五輪報道に関してはつぶし合いみたいになってしまう」と嘆いた。

「聖火が野道でも走りだしたらその後ろ側を子どもが走っているっていうのはいいね。あの火は誰かを励ますことができるのよ。それを何もイベントとして盛り上げることはないと思うんだ。だから、もうあきらめちまったらどうかなって、一瞬思ったの。無理に笑顔つくるより」とも、述べた。

新たな形の聖火リレーとして「聖火リレーのバイキング方式。みんな持っていって火を運んでいいの。バーベキューに使ってもOKだし」と望んだ。

また、開・閉会式について「(演出を)一流の人がやろうとするとトップ争いしちゃうんでしょうね、きっと。俺の方がすごいと。もうやめちゃう。やめる。東京音頭。みんなで。それでおしまい」と、東京音頭を全員で踊ることで式を実施することを提案。

国威を示すよりも「今度のオリンピックに託された思いは何かっていったら、いちばんついていないオリンピックをやり抜くということじゃないかな」といい「こんなについていないオリンピックって初めてですよ。目指すは1つ。いちばんお金がかからなかったっていう。東京オリンピックから変わったっていうスタンスになると、これは値打ちあるよ」と、話した。