NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第7回「青天の栄一」が28日に放送され、関東地区の世帯視聴率が14・2%だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週の21日の世帯視聴率は15・5%だった。

「青天を衝け」の初回世帯視聴率は、関東地区で20・0%(関西地区は18・9%)をマークした。初回が20%の大台に乗ったのは13年「八重の桜」の21・4%以来8年ぶりだった。

前作「麒麟がくる」の初回は19・1%(関東地区)、前々作の「いだてん~東京オリムピック噺~」は15・5%(同)。

「青天を衝け」は日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮(27)。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。