女優浜辺美波(20)が6日、都内で、ゲスト声優を務めたアニメ映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」(永岡智佳監督、16日公開)の完成披露イベントに登壇した。

真空超電動リニアの客席担当の女性、石岡エリー役を務めた浜辺は、涙をこらえながら、同作のキーパーソン赤井秀一の愛車から、登場し「本当に、私自身、出演が夢のようで、この場にいるのも夢のようです。精いっぱい、楽しみたいと思っています」とあいさつした。

同シリーズの大ファンだといい「皆さんとお会いできるなんて。1人だけ、地に足がついていないような、夢の中にいるような感覚です」と、感慨深い表情を浮かべた。

同作品の魅力について、「コナン君の映画は、一定の感動と迫力を越えると、自然と涙が出てくるんです。その一定を常に越えていて、幸せです」と、愛を語った。

浜辺の「美波」という名前は、両親が大ファンだという、アニメ「タッチ」の浅倉南が由来となったという。この日、浅倉南の声を務めた、声優日高のり子も登壇し、「母がまず喜んでいると思います」と、作品の垣根を越えた出会いにも感謝した。

同作は、シリーズの24作目で、新型コロナの影響で約1年公開延期となっていた。五輪をほうふつとさせる4年に1度の世界最大のスポーツ祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」が舞台。開会式に併せて開発された最高時速1000キロを誇る「真空超電導リニア」をめぐって大事件が発生する。