タモリ(75)と草なぎ剛(46)がCM初共演する「メルカリ」のCMが9日から放送される。2人が演技で共演するのは97年のドラマ「世にも奇妙な物語 秋の特別編」での定食屋でのシーン以来、約24年ぶりとなる。もっとも、バラエティー番組では、16年12月19日放送の「SMAP×SMAP」のビストロSMAPに、タモリがゲスト出演して以来の共演となる。

同CMシリーズでは、草なぎはアパートに引っ越してきた新しい住人役で初登場しているが、タモリ演じるアパートの大家さんとはニアミスで同じCM内での共演はまだだった。

新CMでは、草なぎが「初めてあった気がしませんね」などと語るなど、タモリとの虚実が入り交じった内容になっているという。

久々の共演に草なぎは緊張で前夜はよく眠れなかったという。タモリは「久しぶり」と笑顔で小さく声をかけ静かに撮影がスタート。CM内では、「ようやく会えましたね」「新しく越してきた?」「初めて会う気がしませんね」といったセリフを掛け合うシーンがあり、カット後に2人で吹き出してしまう場面もあったという。休憩中には2人で談笑する姿も。

撮影後に草なぎは「20歳の頃、初めての1人暮らしを始めるときに、タモリさんからじゅうたんをいただきました」と話し始め、タモリから車を借りたエピソードなどが飛び出し「タモリさんがいなかったら、1人暮らしができなかったですね」。

タモリはメルカリのCMについて「自由に、自然体でやらせてくれるCMです。仕上がりも面白いものになっていると思うので、CMそのものも楽しみにみていただきたいです」と話した。