NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の9日に放送された第90話の平均視聴率が15・7%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、千代(杉咲花)は、福助が亡くなって以来笑顔が消えたみつえ(東野絢香)に、旅立つ前に自分たちの芝居を見てほしいと話した。みつえには笑ってほしい、その願いを込めて舞台に立った。みつえは芝居が始まる直前、シズ(篠原涼子)に説得されて渋々やってきた。そして、みつえと福助の結婚のきっかけとなった芝居「マットン婆さん」が始まった。芝居は始まっても笑わないみつえ。その時、舞台に一福が立ちトランペットを吹くことに。音が出ずに笑いを誘う設定だったが予想外にいい音が鳴り響いた。「鳴ったやん」と喜ぶ千代。それを見たみつえは「無茶苦茶やな」と噴き出し笑いはじめた。感激した千代は芝居中にもかかわらず、みつえに駆け寄って抱きしめた。劇団の旅立ちの日、みつえは見送りに姿を見せなかった。一福と一緒に福富の跡地で、すいとんを売り始め、前の悲しみに暮れる姿はなくなっていた。そして千代らは巡業へ旅立って行った。