広瀬すず(22)と嵐櫻井翔(39)がダブル主演する日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」(日曜午後10時30分)第1話が11日、放送され、視聴率が11・4%(関東地区世帯)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作は、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希と広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナの凸凹バディが、超難解な事件を次々と解決していくミステリー。

広瀬は19年NHK連続テレビ小説「なつぞら」以来、櫻井は嵐活動休止後初となる連続ドラマ出演で、注目が集まっている。2人は、18年の映画「ラプラスの魔女」、同年「第69回NHK紅白歌合戦」司会に続き3度目のタッグだ。

第1話で、横浜のさびれたビルの2階に居を構えるこの事務所のメンバーは、天才的ヒラメキで事件を解決に導く助手の美神アンナ、一見デキル男風だが実はかなりのポンコツ探偵=風真尚希、ネメシスの社長であり探偵歴30年の大ベテラン=栗田一秋(江口洋介)の3人だ。記念すべき依頼者第一号は、美しき医者の上原黄以子(大島優子)。「ググったら一番近かったから」というだけの理由でネメシスに駆け込んできた。自分の雇い主である大富豪“磯子のドンファン”=澁澤火鬼壱(伊武雅刀)の、80歳を祝うパーティーに、中止しないと、火鬼壱の命の保証はないという物騒な脅迫状が届いたという依頼だった。

火鬼壱は莫大(ばくだい)な資産を、自分の死後6人の恋人達に分けるという遺言書を作っていた。

初の依頼を受け、意気揚々と火鬼壱の豪邸に乗り込むネメシス3人。恋人6人が全員美女ぞろいというモテモテな火鬼壱に、栗田は渋い顔。だがパーティーの翌日、火鬼壱は“密室となった自室”で死体となって発見された。容疑者は依頼主の黄以子も含めたアリバイのない7人の美女たち。そして全員に殺害の動機があった