女優渡辺えり(66)が12日、12年間所属していたシス・カンパニーから独立し、個人事務所を設立したことを関係各所に報告した。

渡辺は「この4月より『渡辺えり事務所』を立ち上げることになりました。コロナ禍で、今後自分が何をすべきか真剣に考えました。現在66歳。あと何年自分の創作活動ができるのか悩みました。考え抜いた結果、12年間お世話になった事務所『シス・カンパニー』を円満退所させて頂くことになりました。渡辺えりは、これからもっと自身の創造の世界を追求するつもりです」とのコメントを発表、シス・カンパニーの社長をはじめスタッフらに感謝を記した。

渡辺えり事務所の公式ホームページでは今月上旬に報告がされているが、あらためてのコメント発表となった。

今後はこれまで同様、映像分野、主宰する「劇団3○○」の演劇活動、コンサートも活発にやっていくという。渡辺は「初心にかえり、自分の持つ想像力で世界中の人たちをもっと幸せにできるよう奮起したい。世界中の弱者1人1人がその個性を発揮できる多様性のある社会をつくれるような自分なりの作品を作り続けようと思います」としている。