女優の高畑充希(29)が、第46回菊田一夫演劇賞(映画演劇文化協会)の演劇賞を受賞し、演劇に対する思いをつづった。

高畑は20日、インスタグラムを更新し、ミュージカル「ウェイトレス」の主人公ジェナ役で同賞を受賞したことを報告。「ミュージカルに出たい!と大阪から飛び出した少女だったかつての私が知ったら、飛び上がって喜ぶような。そんなご褒美です」と感激をつづった。

「私はどこか、誤解を恐れずに言えば、『人のため』に舞台に立ったことが今までありませんでした。自分が舞台が好きで、とか、やりたくて、とか、そんなシンプルな欲求が私のガソリンだったように思います」という。しかし、コロナ禍でエンターテインメントを取り巻く状況が一変。劇場を訪れる観客から「何というかすごく、求められている感じがしました。私を、ではなくて、エンタメを、求められている感じがしました」といい、「その差し出された求めてくれている器に、こちらのカンパニーのエネルギーをたっぷり注ぐ事が、舞台に立つ1番の目的になっていました」と、自身の心境の変化についてつづった。