女優岡江久美子さん(享年63)が、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなってから、今日23日で一周忌を迎える。明るく元気なイメージだっただけに、岡江さんの急死に世間は大きなショックを受けた。

昨年の4月3日に発熱し、6日朝に緊急入院。PCR検査で陽性が判明した。集中治療室で人工呼吸器を装着してから家族とも連絡をとることができなかった。臨終の際も家族や関係者は立ち会いは許されず、夫の大和田獏(70)も病室のガラス越しに見送ることしかできなかったという。岡江さんは乳がんを患っていたこともあり、免疫力が低下し、重症化したともいわれている。

お別れの会も、コロナ禍のため開くことはできていない。夫の獏も妻を亡くしたショックはいまだ隠せないものの、すでに仕事は再開。現在は舞台に取り組んでいるという。

関係者によると、岡江さんの遺骨は家族で暮らした自宅に安置されており、まだ納骨は済んでいない。別の関係者によると、岡江さんが生前に望んでいたお墓があるというが、納骨できる状態なのかどうかはわからないという。

所属事務所によると、お別れの会やしのぶ会は、新型コロナウイルスが完全に収まり、関係者が会って話せる状態になってから開く予定だという。

一方、娘の大和田美帆(37)が中心となり、獏とともに23日正午から「スマイル! 岡江フェスティバル~音楽とともに~」をライブ配信する。岡江さんは自身の両親を音楽葬で見送っており、生前には、「私も音楽葬にしてね」と話していたことから、音楽フェスの形になった。美帆と獏は病気と闘う子どもたちを支援するNPO法人にボランティアで参加しており、今回の有料配信で集まったお金を同法人などに寄付する意向だ。