NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の3日に放送された第106話の平均視聴率が16・9%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、千代と花車当郎(塚地武雅)が夫婦役を務めた、大阪で果物屋を営む夫婦と12人の子どもたちが巻き起こす喜怒哀楽のラジオホームドラマ「お父さんはお人好し」の読み合わせが始まった。千代は大勢いる子供らの名前が覚えられず、それぞれ出演者らに役の名前で呼び合わないかと提案。当郎ら出演者は呼び合うことに賛成した。そして生放送の日を迎えた、長女の京子は余裕のない表情で台本に目を落とすばかり、心配した千代は近寄り、京子のほおを両手で覆い安心させた。同じ頃、岡福のシズ(篠原涼子)やみつえ(東野絢香)、鶴亀新喜劇の劇団員も、千代が女優を続けていたことを新聞報道で知り喜んだ。