NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の6日に放送された第109話の平均視聴率が17・8%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、大人気となったラジオドラマ「お父さんはお人好し」は、1時間の特別版の放送が決まった。その矢先、脚本家の長澤(生瀬勝久)が入院してしまう。さらに五女・静子(藤川心優)が家出をしてしまい、放送局まで両親が駆けつける騒ぎとなる。その静子の居場所は千代の住む栗子(宮澤エマ)の家だった。大学進学できる成績をとるため、ラジオドラマでの俳優活動をやめるよう両親から説得されたからだった。千代は泊まるよう勧め、親身に相談にのる。静子は両親と話し合い、ラジオドラマを続けることになった。しかし台本は最後まで完成しなかった。

そして特別版の放送の日の朝を迎える。栗子は千代に花かごを渡し、春子(毎田暖乃)のことをよろしく頼むと語る。千代は「一生、うちが守る。栗子さんも」と話し、栗子は目を潤ませる。