女優の道を生き抜き「大阪のお母さん」と呼ばれた、女優浪花千栄子をモデルにしたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜午前8時)。

竹井千代(杉咲花)と天海一平(成田凌)が別れて2年が経ちます。一平はついに、鶴亀新喜劇で「初代桂春団治」を上演し、大成功をおさめました。しかし、二人はお互いに再び会おうとはしませんでした。そんなとき、鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)が千代の家にやってきます。熊田は千代に、1日だけ鶴亀新喜劇の舞台に上がってくれないかと相談します。もう1度、千代に道頓堀の舞台に上がってほしい、という熊田の願いからでした。

一平が書き上げた新作「初代桂春団治」は大変な人気を呼び、東京公演も決まり、新聞やラジオのインタビューも増える。そんな折、放送局で取材を受ける一平と本読みに来た千代が鉢合わせしそうになり、周囲は肝を冷やす。予期せず一平の肉声を聞き、熊田(西川忠志)との再会もあって、道頓堀に思いをはせ、浮かない表情の千代。心配した春子(毎田暖乃)があるものを作ったことで、千代はその思いに心を動かされて…。