韓国出身の演歌歌手パク・ジュニョン(39)が5月いっぱいで、12年のデビュー以来所属していた芸能事務所「ジョージ・プロモーション」から独立することが13日、分かった。

02年に男性グループとして韓国で歌手デビューしたが、ヒット曲に恵まれずに解散、別のグループ結成、再び解散と迷走。そんな中、後にアボジ(韓国語で父親の意)と慕うようになる山本譲二(71)と知り合い、11年春に来日した。

日本では山本が社長を務める「ジョージ-」で働きながら歌の修業を重ね、12年3月7日に「愛・ケセラセラ」で日本デビュー。その後は「歌を通じて日韓友好の小さな懸け橋になりたい」との思いを胸に活動を続けてきた。

パクは仕事関係者に送信した案内文で以下のように記している。

「この度、私パク・ジュニョンは、デビュー前からおよそ十一年間お世話になりました株式会社ジョージ・プロモーションをこの五月末日をもって退所させていただくこととなりました。今年デビュー十周年を迎えるにあたり自分自身を真剣に見つめなおす中で、もういちど初心に戻って気持ちを新たに頑張っていきたいという思いを強くしました。何の恩返しも出来ていないにも拘らず私のわがままを聞いてくださった山本譲二社長、山本悦子顧問をはじめジョージ・プロモーションの皆様には言葉では表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです」(原文まま)。

◆パク・ジュニョン 1982年3月12日、韓国・釜山生まれ。東日本大震災の直後には、街頭募金で約35万円集めて寄付した。趣味は料理。177センチ、61キロ。血液型A。