NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第14話「栄一と運命の主君」が16日に放送され、世帯視聴率が15・5%(関東地区、速報値)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週9日の世帯視聴率は13・9%だった。

あらすじは以下の通り。

栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)は、円四郎(堤真一)から一橋家に仕官せよと迫られるが、栄一は慶喜(草なぎ剛)に自らの意見を建白することを条件に出す。円四郎は遠乗り途中の慶喜に2人を対面させ、屋敷に謁見させることに成功。栄一と喜作は、一橋家に仕官することになった。一方慶喜は、薩摩藩が天皇に信頼の厚い中川宮(奥田洋平)を取り込んでいることに気づき、中川宮を問い詰め、その場にいた島津久光(池田成志)らに「天下の大愚物、天下の大悪党だ」と言い放つ。

「青天を衝け」は、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。

脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。