西川きよし(74)が17日、プロデューサーの沢田隆治(さわだ・たかはる)さんが16日に亡くなったことを受け、所属事務所を通じてコメントを寄せた。

沢田さんは、朝日放送で「スチャラカ社員」「てなもんや三度笠」など公開コメディー番組に携わり、その後、制作プロダクション東阪企画を設立。テレビ番組「花王名人劇場」では「横山やすし・西川きよし」らが活躍して漫才ブームを巻き起こした。

コメントは以下の通り

沢田さんと初めてお会いしたのは、私が17歳で吉本新喜劇・通行人Aをしており、白木みのるさんの付き人時代のころ、朝日放送制作の「てなもんや三度笠」のリハーサル室でした。沢田さんに熊の着ぐるみを着て出演する仕事をいただきましたが、本番終わり着ぐるみを脱いだときのことでした。沢田さんは私に「はやく顔の出せる芸人になりや」と一言おっしゃっていただきました。その言葉がこれまでの芸能生活を支えております。

また家内のヘレンも朝日放送制作の「スチャラカ社員」でお世話になり、結婚式の披露宴にも来ていただきました。2年前に「てなもんや三度笠」の特番収録でお会いしたのが最後でした。どの現場にも誰より早く来て、熱心に遅くまで働く、一体いつ寝ているのだろうと感じさせるほどの熱意尊敬していました。心からご冥福をお祈り申し上げます。