ディズニーの実写映画「クルエラ」の公開直前イベントが25日、都内で行われ、日本版で主人公クルエラの声優を務める女優柴咲コウ(39)が出席した。

同作はディズニーの名作アニメ「101匹わんちゃん」の悪役クルエラの誕生秘話を実写化したもので、主演はエマ・ストーン(32)。

赤を基調としたドレスで登場した柴咲は「すてきなファッションがめじろ押しの作品ですが、中でも印象に残るシーンでクルエラが着ていた赤いドレスにあわせました。みんなにあわせるというか、協調性や調和を最近は大切にしていたので、赤い服は10年ぶりくらい。情熱の色で元気になる。目で色を楽しみたい」と話した。

クルエラの生きざまについては「エンドソングの歌詞の中にもあるのですが、キャッチコピーでもある、心の声に従う、ということが大切だなと思います。クルエラのバックグラウンドに、正直に生きられない葛藤がある。その葛藤を抱えての生き方に説得力がある。協調性は社会に生きる中で必要ですが、私は正直に生きる応援者、支持者でいたい」。

作品にちなみ自身の夢を聞かれた柴咲は「コミューンを作りたい。北海道で共同ファームをもっているのですが、意識や想いが共通する人を集めてユートピアが作れたらいいな」と語った。

最後に作品については「ファッションも音楽もかっこいい。こんなご時世なので、配信でも見ていただきたいが、やはり劇場で楽しんでいただけたらうれしい」とPRした。

今作は27日から全国公開されるほか、28日からディズニーの動画配信サービス「ディズニープラス プレミア」でも公開される。