女優黒島結菜(23)がヒロインを務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の出演者が1日、同局の公式ツイッターで発表された。ヒロイン・比嘉暢子の父・賢三を、大森南朋(49)が演じる。大森は朝ドラ初出演。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロインと、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。

大森が演じるのは、唄三線をこよなく愛する穏やかな父親。役柄について「演じさせていただきます比嘉賢三さんは家族を愛し、唄三線を愛し、真っすぐ生きてきた人なのかな?時代にさいなまれながら生きてきた彼には許せない思いも、揺るぎない思いもあったのだと想像できます。そんな人間にはひかれます」とコメント。「まだ何も始まっていないので、正確には答えられませんが、『タイトル』『脚本』『共演者』『スタッフ』そんなヒントとなるワード達に囲まれながら、いつもより早めにワクワクしております」と意気込んだ。

初出演となる朝ドラについては「子どもの頃から現在に至るまで、ずっとずっとすぐそこにあったNHKの連続テレビ小説に、自分が出演できる日が来るなんて光栄であり楽しみで仕方ありません」と心躍らせ、舞台となる沖縄については「三線を聴きながら、泡盛をのみすぎた次の日のゆし豆腐そばが大好きです」と話している。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作で、語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われる予定で、この日、暢子の母親を仲間由紀恵(41)が演じることが発表された。

2週目は「沖縄の人々」、3週目は「東京や鶴見の人々」を予定している。