田中圭(36)が9日、都内で主演映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督、18日公開)公開直前イベントに出席した。

コロナ禍で2度の延期を経ての公開となった。田中は「18日に公開できることにホッとしています。ようやくこのお話知っていただけるのはうれしい」と笑みを浮かべた。

98年の長野五輪で、スキージャンプ団体金メダルをもたらした日本代表を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの物語。田中は当時について「中学生で、テレビを見た記憶残っている。日本中が『金取れ!』、歓喜に沸いて。原田さんのインタビューと、船木さんの飛行の形がずばぬけてきれいだったのは覚えてます。このお話を知ることができてよかったし、知った状態で長野五輪を見ると、何倍もドラマが違う」と力を込めた。

イベントには共演の古田新太(55)が電話出演。古田は撮影中に田中主催の「お肉の会」が開かれたことを明かすと、食欲旺盛だったテストジャンパー役の山田裕貴について「すごい飯を食べるイメージ」と振り返った。ホストとして肉を手配していたという田中は「1600円ですごい安いと思って頼みまくっていたら、1万6000円だった」と苦笑い。「事前に頼んじゃったのでキャンセルもできない。で、(山田に)絶対残すなよと言いました」と裏事情を語った。

また、妻を演じた土屋太鳳(26)に誘われ、撮影の合間に同作のヒット祈願を行ったことも明かした。「太鳳ちゃんは関わった作品で行けるときはヒット祈願をしてるんですって。したことあります?」と古田に聞くと、古田は「俺、自分の役名覚えてないもん」と事も無げ。今作ではテストジャンパーのコーチ・神崎幸一を演じたが、田中から「『ヒノマル』のは覚えてます?」と試すように聞かれると、「コーチ」と短く答えて笑わせた。