嵐初のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(堤幸彦監督)が12日夜、開催中の第24回上海国際映画祭で世界初上映された。会場にはプレミアムチケットを手に入れた現地の観客200人が訪れ、ファンが歓喜に沸くなどの盛り上がりを見せた。

上映前には松本潤(37)のメッセージ動画が流れた。中国語であいさつし、昨年中止となった北京公演について「非常に残念に思っています」と触れた上で「今回映画という形にはなりますが、僕たちを待ってくださっていたファンの皆さんへ、少しでも恩返しができたらと思っています」と伝えた。会場には興奮のあまり泣きだすファンも。上映中は観客がうちわやペンライトを振り、声援も飛び交った。上映後には涙で立ち上がれない者もいた。

ジャニーズ事務所初のライブ映画となる同作は、活動休止前ラストのドームツアーのうち、19年12月23日の東京ドーム公演を撮影したもの。同映画祭で全5回上映されるが、約2000枚のチケットは即完売したという。現地ファンの1人は「嵐は人生の光。また5人に会いたい」と話した。