西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(53)が「2021年度 第14回ベスト・ファーザー賞in関西」の「スポーツ部門特別賞」を受賞し、14日、大阪市内で行われた授賞式に出席した。清原氏には2人の息子がおり、長男の慶大・清原正吾内野手(1年=慶応)は東京6大学野球フレッシュトーナメントに出場。2人の息子には「さすがに言えない。あまりいい父親ではなかったので…」としたが、元妻には受賞を報告。「すごく喜んでくれました」と明かした。今後は「過去は取り戻せないけど、新しい1日を精いっぱい生きて、息子たちも頑張ってくれているんで、一緒に頑張っていきたい」とした。

清原氏は「再起を果たそうと前向きに生きる姿に、スポーツファンだけではなく、多くの国民が感銘を受けている」などの選考理由から受賞に至った。清原氏は16年2月に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、昨年6月に執行猶予が満了。現在も薬物との闘いは続いており、ツイッターなどでその心境を明かしてきた。【星名希実】