女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、高嶋政伸(54)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。高島は、暢子の上司となるイタリアンレストランの料理長・二ツ橋光二を演じる。厳格なオーナー・房子(原田美枝子)を敬い、しもべの要に仕える一方で、優しい性格と確かな技術で調理場をけん引する。

高島は88年放送の朝ドラ「純ちゃんの応援歌」でデビュー。「役名は、金太郎。最初の登場シーンのせりふは『ジャーン!』。この登場シーンは、1度も忘れたことのない感謝のデビューであり、私の役者としての原点です。当時、デビューにあたり、何から何まで力になってくれたわが父、忠夫にきつく言われた、『一番最初に台本をもらった時の感動を忘れるな』という言葉も、今回改めて胸に響いています」と振り返る。

97年の「あぐり」に続く3度目の朝ドラ出演となり「その原点である連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演させていただくことになり、本当に感激しております。『一番最初に台本をもらった時の感動を忘れるな』。はい!忘れません!今の気分は本当に『ちむどんどん』!ですよ、忠夫さん!!」と、父の名を引き合いにユーモアたっぷりにコメント。

また「今回頂いた役は、イタリア料理のシェフです。ちょっと頼りないけど、根は優しい。まさに、私そのもの(すみません、ちょっと盛ってます)。とにかく、初心忘れる事なく、真心込めて演じさせて頂きます」と意気込んでいる。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。

この日は、原田美枝子(62)の出演も発表された。