乃木坂46の大園桃子(21)が3日深夜、公式ブログを更新し、グループからの卒業を発表した。16年9月に加入した3期生からは初の卒業となる。8月22日の全国ツアー福岡公演がラストライブとなり、9月4日の3期生加入5周年記念日をもって芸能活動から引退するという。

ブログは「皆様へ」というタイトルで、「突然ですが、ご報告をさせて下さい。今回の27枚目シングルの活動をもちまして乃木坂46を卒業します」と伝えた。

「3期生として乃木坂に加入して、優しさに触れ、幸せで、うれしくて、乃木坂に入っていなければこんなすてきな瞬間を味わうことはできなかっただろうなということも沢山。毎日泣いて、光が見えなくて、乃木坂に入っていなければこんなに辛くて怖い思いをしないですんだのになということも沢山」と振り返り、「どちらの感情も味わった約5年間でした」とつづった。

ファンやメンバー、スタッフへの感謝を伝えた上で、「沢山守ってもらえて、助けてもらえたからこそ、ここまで乃木坂の一員でいる事ができたみたいです」と明かした。「乃木坂に入って出会った大好きな人が沢山いるから、乃木坂にいることができて幸せだったな。といつのまにか、そう思えるようになってきています。頂いたいろいろな形の沢山の優しさを思い返しては涙が出そうです」と続けた。

誰ひとり欠けることなく12人で4年以上活動した3期生に向けて、「ゆっくりと時間をかけてみんなの性格を知って、好きになって、認め合えて、大切に想いあってかけがえのない12人になりました」と表現。「苦手な事が多く、すぐ諦めてしまう私を引っ張り上げてくれて、少しのことでも褒めてくれて本当にありがとう」と感謝した。

「私が乃木坂46として活動する最後の日は、3期生12人で5周年を迎える9月4日になります。9月4日で芸能活動も引退します」と説明。真夏の全国ツアーには、7月14日の大阪公演初日から参加し、宮城、愛知、福岡公演まで出演する。8月22日の福岡公演がラストライブとなる。

「あまりダンスや位置を覚える事が得意ではないので、大きい不安はありますが、頑張る気持ちです!笑」とつづり、「皆様、一緒に楽しみましょう~」と呼び掛けた。その上で「残り少ない、あと2カ月間、大切に過ごします」と締めた。

16年9月、乃木坂46の3期生オーディションに合格。なまりの残った癒やし系ボイスと純朴な魅力を持つ、人気メンバーの1人だ。17年8月のシングル「逃げ水」では同期の与田祐希(21)とともにダブルセンターに抜てきされた。鹿児島県曽於市出身で、同市の特別PR大使に就任している。