タレント上沼恵美子(66)が19日、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」(月曜正午)で、石橋貴明と鈴木保奈美が離婚の決断を下したことについて、鈴木に対して「対外的にいい対応」「賢い」などとたたえた。

上沼は自身がたどった道と照らし合わせながら「(熟年離婚を考えた)経験者が言わせてもらうと、籍を抜きたかったんですよ。身内じゃなくなりたいの」と、その心境を思いやった。

もちろん「鈴木さんと連絡しあたったわけじゃなく、想像で話してます」と断った上で、「死んでまで、こちらの家の墓に入りたくないというのに(感情が)似てるかなあ」。

ただし、一般的には「事務手続きが面倒とか、離婚後の生活とか、現実的なことから『やめとこか』ともなる。鈴木さんは自立できるから別れはったんやろうな」と続けた。「元主人と言いたいのよ」と、複雑に交錯する感情にも言い及んだ。

上沼は22歳の時、関西テレビ勤務の夫と結婚。夫は後に、同局役員まで務めた。「一緒に闘ってきた」子供が巣立った後には、海外へ旅行し、夫婦2人で自由を満喫していた。

だが…、ある年のバリ島で「(子育てなど、ともに闘う案件がなくなり)もう(夫と)同じ方向を向かなくなってる」と気づいたという。夫から「鋭い目線」を感じなくなり、夫もバリ島で「たいまつは見てるけど、私を見ない。バッチリ、メークしていったのに、1回だけ」だったといい、急速に心が離れ「終わったな」と感じたと吐露した。

ただし、上沼の場合は大阪府内の自宅と、マンションと別々の場所で暮らし「別居婚」として、夫婦を継続。「結婚を失敗やったと思えへんし、必要やったと思ってます」と話した。

鈴木の決断に対しては「対外的には発展的な対応と言えるし、賢い(判断)と思う。いいと思います」とエールを送っていた。