世界各国で公演を行う和太鼓集団「DRUM TAO」の東京ロングラン公演「MANGEKYO PROJECT 2021 新作『W-1』」(22日開幕)記者発表会が20日、都内の新宿LUMINE0で行われ、西川貴教(50)がゲストで登場し、コラボでパフォーマンスを披露した。

和太鼓のパフォーマンス後ということもあり、囲み取材では、西川とDRUM TAOに対し、過去のいじめ告白が波紋を呼び、東京五輪開会式の楽曲制作担当を前日19日に辞任した、ミュージシャン小山田圭吾(52)の辞任に関し、見解を問う質問も飛んだ。DRUM TAOの岸野央明は、世界的に知られた和太鼓集団であり日本的な楽曲は東京五輪・パラリンピックにふさわしく、オファーはなかったかと聞かれ「五輪のオファー、僕自身は聞いてない」と苦笑した。

次に故郷・滋賀県の観光大使として、同県高島市で聖火ランナーを務めた西川は「今、何が起きているか、よく分からないですから」と、東京五輪の混乱ぶりに困惑の感情を吐露した。その上で「僕らは出来る範ちゅうで、やらせていただくことはやらせていただくが、それ以上、希望的観測で何か申し上げるのは、なかなか難しい状況」と語った。

アーティストとして、小山田の辞任をどう思うかと聞かれると「いやぁ…他人様のこと、どうのこうの、言えるような立場じゃない。大会が行われるのは4日後…我々が、どうのこうの言えることじゃない。無事に終わることだけ望んでおります」と語った。そして「聖火ランナーの時も申し上げたが、組織委員会、ボランティアの方は選手のためにひたすら一生懸命やられている。無事に全ての競技が終わることを願っています」と語った。