NHKは20日、22年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のロゴを公開した。

デザインしたグラフィックデザイナー佐藤亜沙美氏は「これまでの大河ドラマのロゴは力強い筆文字のイメージがありましたが、三谷幸喜さんの脚本で描かれる大河ドラマを想像したときに、現代的で洒脱(しゃだつ)作品になるのではないかと思い、活字のクラシックな骨格とモダンなエレメントを併せ持つ書体をもとにロゴを制作しました」。

大河のタイトルに算用数字が使われるのは初めてとあって、「13を強調するデザインになりました。現代にアップデートされた『鎌倉殿の13人』の面白さと背景にある緊張感をロゴデザインにも感じていただけたらうれしいです」と述べている。

◆佐藤亜沙美(さとう・あさみ)グラフィックデザイナー、ブックデザイナー。1982年生まれ。06年より、ブックデザイナー祖父江慎の事務所コズフィッシュに在籍。14年に独立し、サトウサンカイを設立。19年から季刊文芸誌「文藝」のアートディレクターを務めるほか、エッセーからビジネス書まで幅広く手がける。