放送倫理・番組向上機構(BPO)が3月12日に日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)でアイヌ民族への差別表現を含む内容を放送した件について「放送倫理違反があったと判断する」と21日に発表したことを受け、22日の同番組で今後、検証した上で番組内で報告すると発表した。

番組冒頭、森圭介アナ(42)が「今年3月に放送した『スッキリ』の中でアイヌ民族を傷つける不適切な差別表現があったとして放送倫理があったとする意見書を公開しました」と報告。BPOから「アイヌ差別に関する基本的知識が決定的に不足していた」などと指摘されたとした上で「日本テレビはBPOの意見を真摯(しんし)に受け止め今後の番組制作にいかし再発防止に努めてまいります」と同局の見解を述べた。

さらに、「スッキリではなぜ差別表現をしてしまったのか放送に至る流れを検証し、後日放送でお伝えしていく予定です」とした。また、総合司会の加藤浩次(52)も「何でこんなことが起きてしまったのか重く受け止めた上で、今後、このようなことが起きないようにしっかり検証し、今後どのようにできるのか考えた上で、番組の中で報告したいと思います」とした。