乃木坂46高山一実(27)が22日、グループからの卒業を発表した。YouTube公式チャンネル「乃木坂配信中」で生配信された特番「乃木坂46分TV」に登場し、サプライズ発表した。9月末をもって卒業し、9月8、9日の東京ドームコンサートが乃木坂46としてのラストステージとなる予定だという。

番組終盤に登場し、「緊張しているのでうまくしゃべれるか分かりませんが」と前置きした上で、「28枚目シングルをもって乃木坂46を卒業します」と発表した。「イベントとかは、東京ドームのライブが最後になるかと思います。28枚目シングルの発売が9月22日で、活動は9月末まで、最後まで頑張れたらなという気持ちです」と伝えた。

現在、乃木坂46では新メンバー募集オーディションが始まっている。「10年前にオーディション受けて、本当にたくさんの幸せをいただいて、人生が変わって。生まれ変わってもこの人生でいたいな、ってくらい幸せでした」と感謝。「まだ2カ月くらいあります。皆さんと一緒に過ごせる時間を大事にしたいと思います。今まで本当にありがとうございました」とあいさつした。

メンバーが同席し、ファンが配信を見守る中での卒業発表は高山自身が望んだという。「しんみりさせちゃってごめんね!」と伝え、「すごい不思議な気持ち。こんな感じになるんだ」と笑った。同期の秋元真夏や樋口日奈はじめ、メンバーたちは次々と涙を流した。

樋口は「同じ1期生だからこそ、行かないでっていう気持ちと、10年間いっぱい頑張ったたから、応援したいって気持ちもあります。こんなに涙があふれるっていうことは、本当に乃木坂で出会えて、かけがえのない存在になっていたんだなって思います」と話した。秋元は「かずみん(高山)が作ってくれた笑顔の乃木坂を守っていきたいなって思います」と涙した。

高山は11年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格。明るいキャラクターで、結成初期からグループのムードメーカーだった。12年2月のデビューシングル「ぐるぐるカーテン」から最新シングル「ごめんねFingers crossed」までの全27曲連続で選抜入りしており、長年にわたってグループを支え続けた功労者の1人だ。

18年に小説家デビューを飾った著書「トラペジウム」はベストセラーに。昨年4月からはテレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」のMCを務めるなど、幅広く活躍している。