爆笑問題がMCを務める次世代芸人の戦いフジテレビ「ツギクル芸人グランプリ2021」(関東ローカル)が9月18日午後3時30分から放送されることが27日、分かった。

漫才、ピン芸、コントなどジャンルを問わずに“次世代のスター芸人”を発掘。今回は2年ぶり2回目の開催となる。芸能プロダクション約110社が加盟する日本音楽事業者協会に所属する約2000組以上の中から選ばれた芸人たちが、それぞれの笑いの才能をぶつけ合う。

まず「地上波のゴールデン・プライム帯の番組レギュラーを持っていない芸人」。つまりテレビにほぼ出演したことのない超若手から中堅実力派まで、約2000組以上の芸人の中から、各芸能プロダクションが「次世代のスター芸人だ」と社を挙げて厳選した72組が予選大会に進んだ。その中から激烈な予選大会を勝ち抜き決勝大会に進出できる芸人は15組。

予選大会は27日朝6時から「GYAO!」で、参加芸人72本のネタのVTRが一斉配信され、誰でも視聴可能。再生回数は“一般視聴者の審査点”として得点化され予選の得点に加点される。

15組出場する決勝は、審査員として在京民放キー局5局の人気番組を手掛けるクリエーターたちが参加する。

爆笑問題の田中裕二(56)は「いま第7世代が活躍している中で“次こそは”という人たちを決める大会はいいと思います。お笑いが好きな方たちは新しい芸人さんたちが好きですから。新しい人たちが出てくることでお笑い界全体が盛り上がると思いますので、非常に興味があります。すでに人気のある人たちはもちろん、全く知らない人たちもいるでしょうからとても楽しみです」と話している。 太田光(56)は「私がやるからにはうちの事務所の芸人が有利になる司会進行を」と話して、田中に「そんなあからさまな、ダメでしょ! 逆に不利になる」とツッコマれた。太田は「我々がやるからには今までとは違う賞レースになると思います。我々と出場芸人、どちらが面白いかの勝負、どっちが笑いを取るか。絶対に負けません!」と意気込んでいる。

民放各局のクリエーターが審査員を務めることについて、田中は「昔あった『スター誕生!』じゃないけど、実際に番組出演に結びつくかもしれないところが面白い。芸人さんにとってもいいことだと思います」。太田は「我々が番組を取りに行く! 特にCX(フジテレビ)と日テレを狙っていきたい」と話して、田中に「お前のための番組じゃないよ!」とツッコマれた。